プロ「社蓄」でいこう!~目指せ人財~

企業にとって人財となるための秘訣

仕事に関係する本を読め!

読書をするなら、仕事に関係ない本ではなく、仕事に関係する本を

読みなさい、ということです。なぜなら、仕事に関係する本を読めば、

あなたはその仕事の分野で、一流になることができるからです。

 

※今回は、所詮、ネットビジネスに夢破れた者のたわごとと受け止めて

頂いて構いません。「ネットビジネスに夢破れた者」とは、私のことです。

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 「仕事に関係する本を読みなさい」という教えは、高額納税者で有名な

 斎藤一人さんの教えです。

 

 一人さんは、本を読むなら、仕事にまったく関係のない本を読むのでは

 なく、「仕事に関係する本」を読むようにと勧めていました。

 

 これがなかなかできないものです。私など、どうしても仕事に関係のない

 本に手を出してしまいます。仕事にまったく関係ないのに、本棚にはコピー

 ライティングやマーケティングの本が並んでいます。

 

 そして見事にほこりをかぶっています。

 

 一時期、経済苦に悩んだ挙句、ネットビジネスの分野に

 活路を見いだそうと、情報商材や関連本を70万円分以上

 購入しました。

 

 すべてカード払いです。しかもリボ払いを選択しましたから、

 一向に元本が減らない、というおまけ付きです。

 

 ところで、リボ払いとは、本当に恐ろしい発明です。

 

 新聞には「スマホで完結。即日あなたの銀行口座に入金します」

 とカードローンを勧める地方銀行の広告が、頻繁に載っています。

 

 あなたは、手を出さない方が賢明です。

 

 利息の支払いだけで、一向に元本の減らないローン地獄が

 待っているからです。

 

 すでに手を出した私は、いまだにローン地獄から抜け出せて

 おりません。自業自得とはいえ、心身ともに萎えます。

 

 さて、ネットビジネスの世界では、教科書的な位置付けの関連本が

 たくさんあります。

 

 『現代広告の心理術101』『ハイパワー・マーケティング』

 『伝説のコピーライティング実践バイブル』『影響力の武器』などです。

 

 本業とまったく関係のないこれらの本に手を出した私は、集めること

 だけに夢中になりました。かつて、アニメ・ヒーローのゴム人形を集めたり、

 チョコレート菓子のキャラクターシールを集めたりしたようなものです。

 

 残ったのは負債だけでした。アフィリエイターと呼ばれる人たちが、

 「先に自己投資をすれば、必ず見返りがある」などと説いていましたが、

 私の場合、投資した分の一銭も返ってきませんでした。

 

 そして痛感したのです。本業をおろそかにしてしまった、と。

 

 斎藤一人さんの教えの通り、本業に関係する本を読んでいれば、

 もっと会社にとって欠かせない人材になれただろう、と。

 

 散財したあとで、プロ「社蓄」どころか、「人罪(じんざい)」

 でしかなかったことに気付かされたのです。

 

 先日、お会いしたある建設会社の社員(現場代理人)は、

 国土交通省がらみの表彰を受けた人でもあるのですが、

 印象に残りました。

 

 仕事に必要な資格を取得するため、若いうちから勉強を重ね、

 「一級」と名の付く資格の保有者になっていました。

 

 名刺にも、取得した資格の名称が記載されていました。

 

 ほ場(農地)整備を行う土方の現場代理人ですから、

 「土木」に関する資格かと思いきや、「建築」に関する資格でした。

 

 本人の言葉を借りると、「一級土木〇〇の資格は、この業界で

 仕事をする以上、持っていて当たり前。だから名刺には一級建築

 〇〇と記している」とのことでした。

 

 「土木」だけでなく、「建築」の仕事でも、対処できると

 証明しているようなものです。

 

 日焼けした笑顔を見せるその社員が、とても輝いている

 ように見えました。国から表彰を受けるだけあるな、と

 感じた次第です。

 

 私は副業のために、せっせと本業に関係ない本を収集

 し、結局、手をつけぬまま。人生をムダにしました。

 

 一方、私がお会いした建設会社の社員は、本業のために

 資格の本を読み、勉強し、「土木」だけなく「建築」の

 資格まで取得し、優秀な工事の現場代理人として、国から

 表彰を受けるまでになりました。

 

 この違いが分かるでしょうか。

 

 方や本業から逃避し、方や本業で成果を挙げるのです。

 

 「仕事に関係する本を読め!」との斎藤一人さんの教えは、

 反省と自戒を込めて記しますが、軽々しく受け止めるべきでは

 ありません。

 

 あなたは、あなたの本業に関係する本を積極的に読んで

 いるでしょうか。

 

 国から表彰されるようなプロ「社蓄」は、当たり前すぎて

 平凡な書き方にしかならないのですが、仕事に関係する

 本を読みます。

 

 「仕事に関係する本を読みなさい」。

 

 平凡なこの教えの重要性を、あらためてかみ締めたいもの

 です。