プロ「社蓄」でいこう!~目指せ人財~

企業にとって人財となるための秘訣

天に貸しをつくれ!

一言でいえば、「天に貸しをつくれば、複利で報酬

が返ってくる」ということです。

 

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かつて「思考を現実化させたい!」とのタイトルで

ブログを書いていたことがあります。

 

もちろん、成功哲学の分野で有名なナポレオン・

ヒルを意識しています。

 

彼の著書『思考は現実化する』(きこ書房)の第11章にある

文章を引用します。

 

もし、あなたに恩を感じない主人に仕えたならば、より一層、彼に対して奉仕をすることだ。天に貸しをつくり、神をあなたの債務者にしてしまうことだ。仕事をすればどんなことでも必ず代償を支払ってくれる。

 

支払いが遅れれば遅れるだけ、あなたは得をすることになる。なぜなら、貸した債務は複利で計算されるのが天界における慣例だからだ。

 

私たちの取引には、物言わぬ第三者が常に立ち会っているのだ。物事の本性と魂が、正直になされた奉仕を無駄にしないように、すべての契約の履行を補償するのである。

 

 

私のことを少し自己紹介すると、40代の男性サラリーマンで、

給料の安い会社に勤めています。

 

正直なところ、同期は早々に見切りをつけて会社を

去っていきました。

 

低賃金だからです。

 

同族企業なので、社長、副社長、専務、常務などの

役員は親族で占められています。たまたま知った、実務に

ノータッチの副社長の役員報酬は、30代の平社員の約10倍でした。

 

労働者は資本家から搾取されるという資本主義社会の現実を

まざまざと見せつけられています。

 

さて、先ほど引用した言葉に、私自身は強く励まされて

います。

 

私の提供する労働力に対して、会社は少しの対価

しか払わないとします。

 

言い換えると、私に恩を感じていないとします。

 

なのに『思考は現実化する』では、「より一層、彼に対して

奉仕をすることだ」と勧めているのです。

 

安い給料だから、手抜きをしたって構わないと考えたく

なるのが人間です。

 

ところが、「より一層、彼に対して奉仕をすることだ」と

あり、「彼」を「会社」に言い換えれば、

「より一層、会社に対して奉仕をすることだ」と勧めている

ことになります。

 

なぜでしょうか。それは「物言わぬ第三者」がきちんと

見ているからです。お天道様が見ているということに

なるでしょうか。「天」はしっかりとあなたの働きを

見ているのです。

 

低賃金で働かされて、真面目に一生懸命に働くことが

バカらしく感じられるかもしれません。

 

ところが、「物事の本性と魂」が、「正直になされた

奉仕を無駄にしないように、すべての契約の履行を補償

する」のです。

 

あなたは、ひょっとしたら低賃金で会社にいいように

コキ使われているかもしれません。

 

それでも、精一杯働こうではありませんか。

 

大丈夫です。「天」が見ています。あなたの「奉仕」は

無駄になったように見えても、きちんと「複利」がついて

報酬として返ってきます。

 

誠実に働いたことによる経験や知識は、この社会を

生き抜く上で、貴重な財産になるはずです。

 

腐らずに、堂々と置かれた場所で花を咲かせましょう。

 

それが、プロ「社蓄」を目指すことだと思います。